2024年3月1日、ロシア国営テレビRTのマルガリータ・シモニャン(Margarita Simonyan)編集長は2月19日に行われたドイツ空軍高官が参加するテレビ会議の音声記録を公表した。 その内容はウクライナを巡り渦中に置かれている空中発射巡航ミサイル「タウルス」の供与と、その運用想定に関わるものであった。 加えて、第三国である同盟国に関する非公開情報が含まれていた。 このため、ロシアの盗聴に伴う軍事機密の漏洩に対して内外から非難が寄せられ、ドイツのショルツ政権に大きな衝撃を与えている。 本稿は公開された会議内容を分析しつつ、ロシアの認知戦の実態について考察するものである。 2024年2月
タウルスを巡るドイツの軍事機密がロシアに漏れた背景と衝撃度
ロシアが仕掛けた認知戦の狙いと盗聴を公表した理由とは
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供