本来、アメリカはアフガニスタンの再建や復興を考えなければならなかったのですが、想像以上に民衆の反発や抵抗が強く、復興支援を行うことができなかったのです。 パキスタンやアフガニスタンで医療活動を行い、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師は「自衛隊の派遣は有害無益」「百害あって一利なし」と語っていましたが、私にはこの考えはよく分かります。 アメリカは軍を送り込めば現地の人々から相当な反発があることはわかっているはずですが、同じ失敗をイラクでおかし、アフガニスタンでも繰り返しました。1950年代のレバノン暴動でも軍事介入していますが、反省することなく、同じように介入を繰り返しています。 日本のメデ
中立的な仲介役というアラブ・イスラムの期待を裏切った日本、強引でやりっ放しの米国の中東外交といかに付き合うか
現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏が語る中東情勢と歴史を学ばない米国
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