[ロンドン発]ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2月29日の年次教書演説で、西側はロシアの戦略的敗北を望んでおり、ロシアは核兵器を含む自国防衛の準備を整えなければならないと述べた。西側はナチスドイツやフランスのナポレオンといった過去の侵略者の失敗に学ぶべきだと警告した。「西側の思惑はすべて核兵器を使用する紛争、ひいては文明の滅亡という現実的な脅威を生み出す」 プーチンは原子力推進型の巡航ミサイル「ブレヴェストニク」や水中ドローン「ポセイドン」、10発以上の核弾頭を搭載できる大陸間弾道ミサイル「サルマート」(射程1万1000キロメートル超)についても語った。 計ったようなタイミングで、プーチン