アンモナイトに限らず、生物のからだのやわらかい部分(軟体部)は、化石になる前に腐ってしまいます。なので、アンモナイトの「本体」を含めた全体の姿って、実はまだよくわかっていないんです。それなのに、彼ら、彼女ら(※)が作った殻だけが、やたらと化石として見つかる。尻尾は見せてくれるのに、姿をなかなか見せてくれない。※アンモナイトには「オス」と「メス」がいたことが明らかになっている。 アンモナイトの化石を丹念に調べると、ちょっとずつ彼ら彼女らの生物らしい側面が見えてきます。それが、アンモナイトの魅力、そしてアンモナイト研究の魅力だと思っています。 アンモナイトの祖先は、バクトリテスという棒状の殻を持つ
知っているようで知らないアンモナイト、巻いていない、殻がヘンテコ、腕の本数は?最新研究でその生き様を紐解く
【関瑶子の研究って楽しい】『アンモナイト学入門 殻の形から読み解く進化と生態』の相場大佑さん
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