これらの発作が起こると、また発作が出たらどうしようと不安になることがあり、これを予期不安と呼びます。この予期不安が長く続くと、今度は広場恐怖症という症状が出ることがあります。 広場恐怖症を英語にするとアゴラフォビア(Agoraphobia)でフォビアは恐怖症という意味です。広場恐怖症といっても広い場所が怖いわけではありません。アゴラというのは古代ギリシャで人々が集会をする場所のことを指していました。つまり広場恐怖症とは、他にも人がいて逃げ出せない場所が怖くなってしまう症状のことです。 例えば電車、エレベーター、会議室、コンサート会場などです。これらに行って発作が出ても逃げられない、逃げられない