自民党を直撃した派閥パーティー券収入のキックバック問題は、岸田文雄総理の岸田派解散という決断により、二階派・安倍派を巻き込んでの「派閥消滅」という事態になりました。後知恵的には、岸田総理としては、「この手しかなかった」ということではありますが、1月18日の総理の電撃的な宣言が流れを作り、論点が裏金問題・個々人の不正そのものから、派閥解体という大きな話にずれたというか、拡大したというか、いずれにせよ、より大きな問題に変化させたことは、凄い発言・決断だったと思います。 実際に、各種調査でも、政権支持率は、下げ止まっていたり、むしろ少し上昇していたりと、国民からも、この「英断」は一定の評価をされてい