米ホワイトハウス、並びに国防総省は1月28日、シリア国境に近いヨルダンの米軍拠点への無人機攻撃により、米兵3人が死亡したと発表した。少なくとも34人が負傷したとの情報もある。バイデン大統領はこの攻撃が、イランの支援を受けシリアとイラクに展開する武装組織によるものであると、イランを名指しで糾弾した。バイデン氏は声明でこの攻撃を行なった者たちに「我々の望む時期と手段において、責任を負わせる」と報復を誓った*1。 昨年10月にイスラエルとイスラム武装組織ハマスとの紛争が勃発して以来、中東地域では大国イランの「代理勢力」である各地の武装組織と米英などとの間で、衝突が頻発していた。1月11日、イエメンの