中国の政治指導者たちはリチウムイオン電池や電気自動車(EV)、太陽光発電パネルのことで頭がいっぱいになっている。こうした種類のテクノロジーが将来「経済の柱」になると習近平国家主席が明言した。 習氏は確実にそうなるように多額の資金を投じている。つまり、数年後には同氏の野心が世界中で感じられるということだ。 これでは製品輸出ブームが起きて貿易戦争に発展しかねない。 習氏の製造業への入れ込みぶりは、中国の経済成長の足を引っ張っている不動産業界の不振を打ち消す必要があることで説明できる。 不動産開発業者上位100社の売上高合計は2023年に17%減少し、居住用不動産への投資総額は8%減った。 ここ10
世界は「鉄」の覚悟を、習近平が新たな貿易戦争を誘発する恐れ
次のチャイナ・ショックは前回より大きい
2024.1.17(水)
The Economist
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