米国政治はグランド・キャニオン並みの巨大な矛盾のせいでマヒ状態に陥っている。 民主党は、ドナルド・トランプ氏が大統領に再度選ばれたらこの国の民主主義は終わってしまうと大騒ぎしている。 それなのに、11月の本選挙で誰をトランプ氏にぶつけるかを決める際には、大統領の任期のこの段階での支持率が近代のどの大統領よりも低い81歳の現職の立候補をおとなしく認めることになりそうだ。 なぜこのようなことになってしまったのか。 バイデン氏の支持率から不支持率を引いたネットの支持率は現在マイナス16%。 片やトランプ氏は勝敗を大きく左右する「スイングステート(激戦州)」での世論調査でリードしており、再選までの道の
24年大統領選で通用する? トランプを止めるとされる候補は不人気な81歳
バイデンで再び戦いに臨む民主党、このままでは大惨事は必至
2024.1.9(火)
The Economist
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