出口の見えないウクライナ戦争だが、ここへ来て「NATO(北大西洋条約機構)とロシアの直接対決」が危惧され始めている。 2023年12月、アメリカの著名なシンクタンク「戦争研究所(ISW)」が、「アメリカがウクライナを見捨てれば、ロシア軍のウクライナ全土占領も不可能ではなく、結局アメリカはこの対処に天文学的な軍事費を支払うことになる」と、異例の“警告”を発したことで、世界中がざわついた。 この警告は「風が吹けば桶屋が儲かる」的な理屈で、ウクライナがロシアに占領されれば、ロシアと直接対峙する欧州のNATO諸国支援のため、アメリカは在欧米軍の大幅派兵を迫られる。 そしてこれを静観する権威主義の国々は