昨年のNHK大河ドラマ『どうする家康』では、徳川家康が天下人となり、1616年に73歳で亡くなるところまでが描かれた。家康の存命中に、2代目将軍の秀忠の治世はすでにスタートしており、その後は家康の思惑通りに徳川家で将軍職は引き継がれていく。家康から徳川慶喜まで15人の将軍が登場することになったが、とりわけユニークな将軍が、11代将軍の徳川家斉である。55人もの子どもを残し“オットセイ将軍”とも呼ばれた家斉は、どんな人物だったのか。『なにかと人間くさい徳川将軍』の著者で、偉人研究家の真山知幸氏が解説する。(JBpress編集部) 徳川第11代将軍の徳川家斉は「55人もの子どもを残す」という、徳川