ソウルで日本人の友人とチムジルバンに行った。韓国式サウナ。炭で暖められた洞窟のような窯のチムジルバンだった。 マイナス10度にもなった日。チムジルバンで暖を取っていると、おばちゃんたちに話しかけられた。僕が友達と日本語で話をしていたからだろう。「日本人も来ているんだね。日本人は静かだからいいね。韓国人や中国人はよくしゃべってうるさいけどね」と言われた。「そうですか。でも、チムジルバンにこんなに人が多いなんて知らなかったです」と、僕。「おお、韓国語うまいね」と言ってくれた。 これが留学当初の僕だったら、「日本人」と思われたことや「韓国語うまいね」という発言には少なからずショックを受けていたと思う
名前は韓国人、会話は日本語、そんな僕が事あるごとに直面する不条理な常識
等身大の韓国留学記(12)~日本でも韓国でも微妙な「在日韓国人」の立場
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