地質学者は「大量絶滅」を「300万年以内に75%以上の種が絶滅する現象」と定義しています。さらに、大量絶滅の特徴として、世界的に広い範囲に分布しており、個体数の多い生物が絶滅していることが挙げられます。また、大量絶滅を引き起こす要因は、何かしらの自然に起きた地球環境の変化であると地質学者は捉えています。 今現在、世界中のどこにでも生息している分類群の生物が絶滅しているかというと、そうではない。また、今起きている地球環境の変化は、自然なものではなく、人間の活動によるものだと考えられています。そういったことを考えると、現状を過去5回の大量絶滅と並べるのは違和感がある。 今後は、どのような地球環境の