早いもので2023年もあとわずか。もういくつ寝るとお正月がやってくる。子供のいる家庭なら欠かせない新年の風物詩がお年玉だ。 お年玉の起源は中世まで遡る。江戸時代には、1年の福徳を持って高い山から訪れる歳神様に供えた「御歳魂」という餅を家長が小さく切り分けて家族に配る慣習があったらしい。今のようにお金を渡すようになったのは60~70年前、昭和の高度成長期からだ。 そのお年玉も、キャッシュレス化の流れで様変わりしつつある。 PayPayやLINE Payといった個人間送金アプリの利用が急増しており、PayPayによると2023年1月1~3日のお年玉と思われる送金件数は前年同期比で156%に上ったと