岸田首相が「異次元の少子化対策」を掲げたのは、2023年の正月早々だった。かれこれ1年経つが、次々と政策として提示される案は「そこじゃない」とツッコミたくなるほど的外れなものばかりだった。いまだに何が「異次元」だったのか全くわからない上に、むしろこれは「少子化対策」ではなく「少子化促進対策」だったのではないのかと疑いたくもなる。 最近、話題にのぼった「多子世帯の大学の入学料や授業料を無償化」という案についても、子どもが3人いれば、第1子から無条件に無償になるものではなく、たとえ3人産んだとしても、扶養の子が3人でないと成立しないという「第3子カウントマジック」が適用されるとのことで、ネットなど