「彫刻入りの立派な台座の上でサルに小説を朗読させる」という事業を構想するとしよう。そうするとタスクは2つに分かれる。 あなたがこの事業の責任者だったら、まず着手すべきは何か? 立派な彫刻入りの台座は、お金をかければ、明らかにできる。あなた自身が造ったことがなくても、世の中には引き受けてくれる人や業者があるからだ。 だがサルを訓練して小説を朗読させるとなると、そもそも本当にできるのだろうか? こう考えると、この事業における優先順位は、まずサルを訓練できるか見極めることだ。だが現実の事業では、「まず台座を造り出してしまう」ことがあまりにも多いという。 なぜそうなるのか? たとえば国からの委託事業であ
政府の脱炭素投資はグーグルに学べ!予算の浪費を防ぐモンキーファースト原則
安直に予算を拡大し、役人と事業者が分け合うだけでは納税者が哀れだ
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