現在、都市部でも地方でも、ある大きな問題が浮上しています。それは「タクシーがつかまらない問題」です。 都会でも大変なのですが、地方のほうがより深刻と言えるでしょう。観光地では訪れた海外からの観光客を運ぶ手段がない有様ですし、過疎地では高齢者の方々の「生活の足」がない状況です。 原因はタクシーの「ドライバー不足」です。 なぜ全国的にタクシードライバーが不足する事態に陥っているのでしょうか。そこには構造要因とコロナ要因があります。 構造要因は地方で顕著なのですが、人口減少に伴って就労人口全体が減少しているということです。ただそれだけでは説明できません。 タクシードライバーの数は2019年の29万人