ECB(欧州中央銀行)のシュナーベル理事がハト派へ転向したのではないかと注目を集めている。これまで「ドイツ人ゆえにタカ派」との印象が先行してきたこともあり、シュナーベル理事の姿勢の変化を重く受け止める金融市場の関係者も多いようだ。 ロイターのインタビューを受けたシュナーベル理事は、最初の質問でユーロ圏11月消費者物価指数(HICP)の予想外の下振れに絡めて「インフレ軌道に対して考え方は変わったか」と問われると、「事実が変われば、考えは変わる。貴方は違うのか(When the facts change, I change my mind. What do you do, sir?)」とケインズの