それは、伸び悩みと言うべきなのか? 輝かしい将来を予感させた亜細亜大1年の秋に記録した大学初完封を境に、嘉陽宗一郎のピッチングは本来の輝きを失っていく。 原因を尋ねると、嘉陽はシンプルに「技術が足りなかったから」と言う。「とくに成績が残せなくなってからは、いろんな人の意見を聞いたり、練習方法を見たりして、それをあれこれ取り入れたことで、結果的にもっと悪くなってしまった気がします」 たしかに投球フォームからして変わっていた印象がある。胸を張って体重移動しボールを弾くようにリリースした後、フォロースルーで右腕が身体に巻き付いてくるような入学当時のしなやかなフォームから、上級生になると、上半身を前に
トレーニングで失われた肩の可動域、どん底に落ちた嘉陽が取り戻した“角度”
プロ志望を出せば上位指名必至、トヨタのエース・嘉陽宗一郎の生き様(2)
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供