海外では、国民全員の医療情報をデータベース化し、発達障害などの全数調査を行なっている国もありますが、日本ではそうような疫学的な調査はかなり遅れています。「8.8%」という数字は、専門医による診断結果を反映させたものではないので、学校で「発達障害かもしれない」と認知される件数が増えているということ以上のことは言えません。 発達障害の頻度については、8.8%という数字は、実は低く見積もり過ぎと考えられます。いろいろなデータがありますが、海外の代表的な教科書では、ASDの有病率は1%、ADHDは7〜8%、LDは4〜8%と記載されています。つまり認知されていないケースが数多く存在しているのです。 AD
忘れ物常習犯はADHD?小中学生の8.8%が発達障害の可能性に「医学的根拠なし」
精神科医の岩波明氏に聞く「今の通常学級では対応できない、クラスの人数削減を」
2023.11.15(水)
湯浅 大輝
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