四日市工場と北上工場でNANDフラッシュメモリーを共同開発・生産しているキオクシア(KIOXIA)ホールディングス(旧東芝メモリ)と米ウエスタンデジタル(以下「WD」)が経営統合を進めていることが、2023年9月頃から報道されるようになった。 10月13日の日経新聞によれば、両者が持ち株会社を設立して、その傘下にWDのメモリ事業部とキオクシアホールディングスが入ることになるという(図1)。その際、キオクシアの早坂伸夫社長が新会社の社長となり、取締役会もキオクシア側が過半を握る。また、登記上の本社は米国で、本社所在地は日本となるという(非常に複雑だ)。さらに、新会社は米ナスダック市場に上場し、東
キオクシアとWDの経営統合ならず、首を縦に振らなかったSKハイニックスの思惑
水面下で火花を散らしたSKハイニックスとWD、背後には米国の野望?
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