今回は、ジャニーズ問題を題材に、現在の日本社会について考えてみたいと思います。 ジャニー喜多川氏による性加害問題で日本の芸能界を席巻していたジャニーズ事務所が消滅するという事態になりました。記者会見での「指名NGリスト」の存在などもあり、連日この問題が大きく報じられていますが、そうしたなかで「亡くなったジャニー氏や事務所の問題なのに、事件とは無関係の所属タレントが批判されたり活動に影響が出たりしているのはかわいそう」という論調も散見されます。 所属タレントの中にも、事務所の対応を見て、「勘弁してくれ」と発言したなどと報じられている人もいます。 しかし、世間や所属タレントのそうした態度・発言は、