発達障害の診断方法は基本的に、米国精神医学会が発行する診断マニュアルの「DSM-5」(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders-5)をベースに、患者の周囲の人間、つまり家族や先生に聞き取り調査を行うというものです。内容も「多動性があるか」「周囲と合わせることができないこだわりがあるか」「読み書きに困難さを抱えているか」など、極めて主観的な項目が並びます。質問も曖昧なら、それに回答する方の物差しも曖昧です。 発達障害と診断される子どもは、衝動的に行動したり、マルチタスクが苦手だったりするわけです。これらは環境によってはトラブルが抑
子どもの発達障害が増えている?個性を摘む早期診断・治療は今すぐやめるべき
東大・中邑氏に聞く「テスト結果偏重の家庭・学校が子どもを苦しめる」
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