米WTI原油先物価格は10月4日、前日比5.01ドル減の1バレル=84.22ドルに急落し、8月31日以来の安値となった。下落率は昨年9月23日以来の大きさだ。 米国のガソリン在庫の積み上がりが市場予想を大きく上回ったのが主な要因だ(前週比648万バレル増)。「原油価格の上昇が石油製品の需要を減少させた」と市場が判断したとされている。 供給不足が材料視されて、原油価格は今年第3四半期に約30%上昇した。9月28日に1バレル=95ドル台まで上昇し、「100ドル超えは時間の問題だ」との観測も出ていた。だがここに来て、上昇の勢いは衰えている。 筆者は「需給両面からみて、原油価格は下落トレンドに入った可
原油価格、WTIが急落で下落トレンド入りか 揺らぐ「100ドル超え」観測
下落率は昨年9月23日ぶりの大きさ、リーマン・ショック時の再来懸念
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