国連総会が始まった。岸田文雄首相、バイデン大統領、ゼレンスキー大統領をはじめ首脳ら各国の代表が演説しているが、ウクライナ戦争は停戦の見通しすら立っていない。国連は、紛争を予防し、解決し、平和をもたらすという課題に応えることができていないのである。 今年の国連総会は、5つの常任理事国のうち4カ国の首脳が欠席した。出席したのはバイデン米大統領のみである。他の国々のトップは、国内政治(ロシアの場合は戦争指導)を優先させたのであり、国連総会で演説する意味を見いだせなかったのである。インドのモディ首相も欠席である。 ウクライナのゼレンスキー大統領は、初めて国連において対面で演説し、「侵略者ロシアを打倒す
【舛添直言】戦争を止める力なき国連、今やただの「おしゃべりクラブ」に
ゼレンスキーの演説にも目立つ空席、機能不全の実態を隠しようもなし
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