【図表1】 米銀の貸出態度は厳格化が続いており、企業の利払い費は増大しています。借り入れの大半が変動金利であり、今後、借り換えを通じてますます厳しくなるとみています。 これまでは、消費の堅調が続いてきました。特に財消費(モノの消費)が急増しましたが、賃金の上昇もあって、サービス消費も回復し、過去のトレンドを超え始めています。これを支えたのが、家計の良好な財務基盤です。 リーマンショック当時とは異なり、家計はコロナ前でも無理な借り入れをせず健全な財務状態にありました。しかも、コロナ対策の給付金で貯蓄が潤沢になった。それが、家計が良好な財務基盤を維持した理由です。 家計が抱えるローンやリースなどの債
もはや避けられない米経済の景気後退、消費を支えた過剰貯蓄ももうじき枯渇へ
FRBと米国経済のウォッチャー、みずほR&Tの小野亮氏が語る米経済の見通し
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