首都圏の新築マンション価格の高騰が止まらない。特に2023年3月には、首都圏平均価格が1億円を超え、東京23区だけに限れば2億円超えとなったほど。その後は比較的落ち着いた動きになったが、ここにきて再び上昇傾向となっている。業界関係者の多くはこれからも上がり続けると見ており、いまのうちに買っておいたほうがいいと考える消費者も一定数いる。果たして異常とも言えるマンション価格はどこまで上がるのだろうか──。住宅ジャーナリストの山下和之氏がレポートする。(JBpress編集部) 不動産経済研究所によると、首都圏新築マンションの平均価格は【グラフ1】のようになっている。2023年3月には首都圏平均で1億