2011年にS&Pが格下げしたときには逆に金利が下がって(債券価格は上昇)、株価が下がり、これが数カ月程度続きましたが、結局、大した話ではないということになりました。 今回は、同時期に米国債の発行計画が出てきたこともあって、マスコミ主導で市場心理が動揺した。ただし、ドルは他の通貨に対して上昇しており、ドルへの不安が出ているというわけでもありません。 コロナ対策による財政出動で米国の債務の対GDP比が上昇したことは事実ですが、財政出動の効果もあってGDPも増えており、債務の対GDP比の上昇は鈍化する方向です。 もちろん、コロナ前の水準には戻っていないし、基調として債務比率の上昇が続けば、格付け機
国債格下げでも独り勝ちの米国経済、それでは中国の先行きと日本の将来は?
みずほ証券・チーフクレジットストラテジストの大橋英敏氏に世界経済を聞く
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