国内外の金融市場において、日本銀行への注目度がにわかに高まっている。海外における関心度は、アベノミクスが最も注目された2013年以来の大きさだと感じる。 7月28日の金融政策決定会合で決断された政策決定は、事実上のイールドカーブ・コントロール(YCC)撤廃であり、日銀がどう説明しようと長期金利上昇を伴う利上げである。 同時に、正真正銘の利上げであるマイナス金利解除は正副総裁が全面的に否定していることから、「もう日銀発のタカ派材料はない」と金融市場が確信するに至っており、逆に円売り安心感も醸成されている。 こうなると、今後の日銀政策決定会合は常に円安耐久度を試すライブミーティングになる恐れがある
投機筋の円売り攻撃はあるか?日銀に対する投資家の関心度はアベノミクス以来
為替市場は「相手にしない」が基本、ゲームに加わらず米経済悪化を待つが吉
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