この特命委員会を立ち上げた数カ月後には「理解を進めるための法律を議員立法で作ろう」という方向性を決めました。私自身も、2020年秋に古屋先生の後を継いで特命委員長を務めました。 そして、2021年には自民党の作った「LGBT理解増進法案」をもとに、与野党で修正合意して国会に提出する運びになりました。 しかし、残念なことに自民党で反対が巻き起こり、総務会で日程を理由に執行部預かりとなり、その後2年間は全く議論もされない状況になりました。結果として、この法律ができるまでにおよそ7年を要したのです。 2015年6月に、米最高裁が同性婚を認めないことは違憲だとする判断を下したというタイミングで、私もワ
“自称保守”から集中砲火を浴びた稲田朋美がLGBT理解増進法で戦い抜いた理由
「差別は許されない」という文言がなぜそんなに問題なのか
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