NHK大河ドラマ『どうする家康』で、新しい歴史解釈を取り入れながらの演出が話題になっている。第24回「築山へ集え!」では、瀬名と信康が各方面に密書を送り、多くの者が築山を訪ねていることを家康は知る。訪問者のなかには武田方の者もいて、いよいよ見過ごせないと家康が瀬名のもとに向かうが・・・。今回の見所について『なにかと人間くさい徳川将軍』の著者で、偉人研究家の真山知幸氏が解説する。(JBpress編集部) 大河ドラマ『どうする家康』の放送が始まるやいなや、注目されたのが、徳川家康と正室の築山殿(瀬名)との運命である。 家康は天正7(1579)年9月15日に、嫡男である信康を自害させた。それに先立っ