北朝鮮が「偵察衛星を打ち上げる」と発表したとき、その衛星は、米国や日本と同レベルの衛星で、あたかも韓米日軍の動きを常時監視できる、特に米空母の動きを追跡できるかのように報道したメディアがあった。 本当だろうか。 実際に偵察衛星を使って敵軍の動向を解読するには、偵察衛星そのものの能力、種類とその数、その他の衛星との連携、解析員の能力、電波情報との連携などが必要である。 ただ、北朝鮮が自らが言う「偵察衛星」を打ち上げるレベルに達していることは、核を保有していることを考えれば、脅威となっているのは事実である。 そこで、日本の安全保障の観点から、北朝鮮が次回打ち上げる「偵察衛星」が現実にどのようなもの