選挙における投票は国民の権利の行使であり、民主主義の根幹を司る重要な行為である。したがって、もちろん不正は厳しくチェックされている――はずと思いきや、どうやらそうでもないようだ。 以下は大阪市内の有権者が経験した4月に行われた投一地方戦での経験談だ。「この前の統一地方選の直前、区役所の近くに用事があったので、ついでに期日前投票をしようと投票所に行ったら入場券を忘れていたのに気が付いたんです。家まで戻るのも面倒だし時間もかかるので、念のために係員の女性に『入場券を忘れてきたので投票はできませんよね』と尋ねたら、『住所とお名前と生年月日、そして自分を証明するものを持っていますか』と言われたんです。