[ウクライナ中部クリヴィー・リフ発]ロシア国防省の発表によると、ウクライナ軍が5月30日朝に8機の無人航空機(ドローン)でモスクワを攻撃、うち5機は撃墜され、3機も電子戦システム(信号妨害技術)で制御不能に陥り、目標を外した。5機を撃ち落とした地対空ミサイルシステム「パーンツィリ-S1」は今年初めモスクワ中心部に設置されたという。 英BBC放送がインターネット上に出回っている複数の動画を確認したところ、攻撃に使用されたドローンは前方にプロペラのついたウクライナ製UJ-22とは翼や車輪の位置、機体のデザインが異なっていた。翼の幅から「飛行距離は数十から数百キロメートルの可能性がある」(西イングラン