被爆地広島においてG7首脳会議が行われ、核軍縮に関するG7首脳広島ビジョンが発出された。 このビジョンには、「我々の安全保障政策は、核兵器は、それが存在する限りにおいて、防衛目的のために役割を果たし、侵略を抑止し、並びに戦争及び威圧を防止すべきとの理解に基づいている」と記されている。 このことをもって、この会議では核抑止が肯定され核軍縮が蔑ろにされたと批判的に捉える論評も見られる。 しかし核軍縮も核抑止も、その目的は、戦争において核兵器が使用されたり、威嚇の手段として用いられたりしないようにすることであるのは明らかである。 それにもかかわらず、この両者が両立しない対立的なものとして論じられるの
ウクライナ戦争が教える、「核軍縮と核抑止」対立論の誤謬
古い発想を切り替えないと台湾有事誘発の恐れ
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