オスマントルコ帝国のスルタンが居城としたイスタンブールのトプカプ宮殿が見下ろす海岸で、別の尊大な指導者を記念するものがお披露目されている。 全世界で今年最も重要な選挙となる選挙を5月14日に控え、ボスポラス海峡に入るよう先月命じられたトルコ初の国産空母「アナドル」だ。 現職のレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、海岸沿いを航行して選挙運動を展開しているアナドルを見せびらかすことによって、愛国的な有権者を鼓舞したいと考えている。 だが、大統領のカリスマと派手な振る舞い、各種の給付金などでは不十分かもしれない。 トルコを2003年からずっと、独裁者のようなスタイルをますます強めながら支配して
エルドアン大統領はきたる選挙で敗れるか?
今年最も重要な選挙、トルコ有権者の判断に全世界が注目
2023.5.10(水)
The Economist
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