ロシア軍の冬季攻勢では、3月31日までにドネツク州とルハンシク州の境界線まで占領するというクレムリンの目標を達成できなかった。 現在、ロシア軍の攻勢はドネツク州のバフムトに集中している。 バフムト以外のドネツク州やルハンスク州での攻勢は、低調かあるいは停止している。 特に、ドネツク州西部から、ザポリージャ州、へルソン州のロシア軍は、完全に防勢に転移している。 ウクライナ参謀部の発表を参考にして、侵攻から14か月後のロシア軍の損耗等を算出すると、戦車と装甲戦闘車の損耗率は約65%に達する。 台数では1万6400両から残り5500両になった。 火砲(迫撃砲を含む)と多連装砲も合わせて約90%の損耗