組織や社会の中で常に競争に身をさらされていると、人は誰しも「自分の努力は報われたい」と望むものである。 だが、現実は必ずしもそうなるとは限らない。 私たちは評価され、分類され、分析されることで緊張やストレスにさらされ、落胆や嫉妬、怒りと孤独といった否定的な感情に苛まれることもある。 福音書には「貧しい人々は幸いである。飢えている人々は幸いである。泣いている人々は幸いである(ルカ6・20-21)」とある。 たとえ貧しい生活をしていたとしても、周りに温かな共感が漂っていれば、心は晴れやかな明るい気持ちになるということなのだろう。 人に他への優しい気持ちと思いやりがあれば、隠された小さな嬉しみを見出