これまでの各種ミサイルと核の実験成功によって、北朝鮮の米韓合同軍事演習(米韓演習)への対応が変わった。 金正日総書記の時代には、米韓軍の侵攻を恐れ防御態勢に移行していたが、今は奇襲攻撃能力を見せつけるようになったのだ。 米韓軍は、3月20日から4月3日までの間、北朝鮮への上陸と内陸部に向けた進撃を想定した米韓演習「双竜訓練」を実施した。 文在寅政権が中止していた実動演習(部隊が兵器を運用しつつ、想定に基づき行動する演習のこと)を5年ぶりに再開したのだ。 演習を中止していた過去を振り返り、北朝鮮の反発はどうだったのかを見てみよう。 1992年に北朝鮮に非核化の動きがあり、合同演習はいったん中止さ