安倍晋三氏が首相に就任するまで、橋本龍太郎氏のように自衛隊を重視する首相はなかなか現れなかった。それどころか、自衛隊に対する根本的な理解が欠けた首相もいた。「改めて法律を調べてみたら『総理大臣は、自衛隊の最高の指揮監督権を有する』と規定されており、そういう自覚を持って、皆さん方のご意見を拝聴し、役目を担っていきたい」 2010年8月19日、当時の菅直人首相は、自衛隊の折木良一統合幕僚長ら制服組首脳との首相官邸で行われた意見交換会でこう言い放った。 意見交換会終了後、記者団に取り囲まれた折木良一統幕長は「本当に冗談だと思う。指揮官としての立場は十分自覚されている上での話だと、私は認識している」と
自衛隊への理解がなさすぎた元首相、自衛官が頭を抱えた驚天動地の発言
日本のガラパゴス型「文官統制」の罪を問う
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