ロイター電(3月20日付)によれば、台湾の前総統の馬英九氏が3月27日から来月4月7日まで訪中を予定しているという。南京、武漢、上海などの都市を訪れ、辛亥革命や日中戦争に関する遺跡を訪れる予定とされ、同行する台湾の学生30名が中国の学生らと交流する場も用意されている。 習近平国家主席との会談は予定にないとされるが、中国当局は「訪問を歓迎し、必要な協力をする」との声明を発表。なんらかの政治交渉が行われることはほぼ間違いないだろう。 先月、国民党副主席が訪中した際には、中国側は共産党序列第4位の王滬寧氏が会談し、直後に、中国は禁止していた台湾産の一部食品の輸入再開を発表した。今回の馬英九氏の場合、