戦争の中で、ある場所の攻防戦が戦局全体のターニングポイントとなることがあります。というと、戦略上の要地、交通の要衝が、なるべくして激戦地となるように思う方が多いかもしれません。 ところが、歴史をひもといてみると、意外な事実が浮かび上がってきます。さほどの要地・要衝でもない場所が激戦地となったり、まったく予想外の場所での戦いが、結果として戦局全体を左右するケースが、ままあるのです。 以下、この稿では、軍事に詳しくない人のために、むつかしい軍事学の専門用語や固有名詞(地名・人名・部隊名)などはできるだけ使わずに、第2次世界大戦中におきた二つの有名な戦いを概説します。 ガダルカナル、という地名は、
ウクライナの激戦地・バフムトはプーチンの「スターリングラード」となるか
歴史家が考える戦局のターニングポイント(前編)
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