北朝鮮は、昨年だけで過去最多の66回、弾道ミサイルを発射した。日本経済新聞によると、66発のうち実戦を意識した訓練が38発、新規開発が19発で、9発が目的不明だという。 2022年はロシアのウクライナ侵攻を機に国際社会の分断が深まり、中ロが庇い立てしたことから、北朝鮮にとってミサイルを発射しやすい環境になっていたとも言える。 北朝鮮が最も力を入れたのが新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17型」の開発だった。ICBMの発射実験は2018年米国との合意以来、停止していたのだが、米朝核交渉の決烈を受け再開した。 最近は、米韓に対する軍事的な抑止ばかりでなく先制攻撃をもチラつかせた圧力行使の側