2月14日、内閣府から公表された2022年10-12月期の実質GDP成長率(1次速報)は前期比年率+0.6%(前期比+0.2%)と、市場予想の中心(前期比年率+1.8%、以下特に明記しない限り前期比年率とする)を大きく下回った。 2四半期ぶりのプラス成長だが、前期(7~9月期)が▲1.2%だったのだから、その分を取り返せていないことになる。 10月と言えば、水際対策の大幅緩和や全国旅行支援などが着手されたタイミングであり、ヘッドライン上の勢いはもっと強い仕上がりが期待された。 需要項目別に見ると(図表①)、上述した全国旅行支援の開始などを筆頭に、サービス消費が▲0.1%から+1.4%と急増して