古代ギリシャの医学者で「医学の父」「医聖」「疫学の祖」などと呼ばれるヒポクラテスは「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」との名言を残しています。また、中国の伝統医学である中医学や、その中医学を独自に発展させることで確立された日本の伝統医学・漢方にも「医食同源」「薬食同源」などの至言があります。 これらの名言や至言に「がんもまた生活習慣病にほかならない」という事実を重ね合わせると、食生活の見直しこそ劇的寛解を得るための治療戦術の要諦であることが、おわかりいただけるのではないでしょうか。 そして、がん細胞周辺の微細環境をはじめとして、体内環境をがんが好む酸性から、がんが嫌がるアルカリ性に変える「