「お母さん、寒い。ボクの部屋だけ暖房入ってなくない?」 冬休み中の深夜、ゲーム真っ最中のはずの息子が、5時間ぶりに部屋から出てきた。「うーん入れてあげてもいいけど、その前に何か着たら?」 寒いと言って出てきた息子の姿は、いつものことではあるが、半そで短パンだったのである。そして3歳から使っている太陽と海のマークがついたタオルケットをマントのように巻いている。 筆者がライナスの毛布と呼んでいるそれは、もうボロボロで先月もどこかを繕った。令和の時代に夜なべで繕い物をする主婦は、どのくらいいるのだろうか。少なくとも韓国にはほとんどいないだろう。 最近の韓国はエコを叫びながらも、服から家具まですぐ新しい