ウクライナ・ロシア戦争の影響で、国防に関しての議論が騒がしい。では、自衛隊を卒業した人たちのセカンドステージはどうなっているのだろう。 自衛官は、民間企業や一般の公務員よりも早く54〜57歳で定年を迎える。年金の受給が開始されるのはまだ先なので、次の仕事を見つけなくてはいけない。 新卒から定年までずっと自衛隊で働いてきた人の場合、その年月は30年以上になる。30年自衛隊にいた中高年男性が再就職をしようとしても、あまりいい仕事はなく、転職を繰り返す人が多いという。 地方都市在住のZさん(61)も、56歳の時に自衛隊を退職し、苦労した一人だ。「私は20歳の頃からずっと自衛隊です。やりたい仕事だった