2021年11月中旬、米マイクロソフトのサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は保有する自社株の約半分、2億8500万ドル(当時の為替レートで約320億円)相当を売却しました。今、振り返って驚くのは、ナデラ氏の自社株売却のタイミングがマイクロソフトの株価ピークとほぼ一致していることです。 先日、同社は社員の約5%にあたる1万人を削減すると発表しましたが、そんな予知能力(?)に優れたIT大手のCEOが経営を縮小するというのだから穏やかではありません。おそらく、先行きは深刻な不況になることを察知したのでしょう。 大規模な人員削減を行うのはマイクロソフト以外にも、アマゾン・ドット・コム(1万800