12月16日に、いわゆる戦略3文書、すなわち「国家安全保障戦略」「国家防衛戦略」「防衛力整備計画」が閣議決定された。 これを巡って各種メディアが解説記事を載せ、有識者がコメントを寄せている。 しかし、これらを読むにつけ、本当にこれらの文書の真の戦略的意味が世の中に理解されているのかと心配になる。 2013年に旧「国家安全保障戦略」が策定されて以来、日本の安全保障政策には、戦後最大とも言える大きな変化があった。 2015年の平和安全法制の制定によって、それまでは政府が違憲であるとしていた集団的自衛権が、憲法解釈の変更によって行使可能になったのである。 したがって、今回新しく「国家安全保障戦略」が
歴史的大転換が見える「戦略3文書」、その正しい読み方
読みが浅い有識者コメント、課題も浮き彫りに
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