勉強をして偏差値を上げさえすれば合格に近づく。その考えは半分正しいが、半分は“不十分”と言える。なぜなら、大学ごとに出題傾向が異なるため、模試の偏差値だけでは合格を確実にすることはできないからだ。例えば、自分の志望校をどこに定め、本番までにどんな対策をとるかというプランニング。あるいは、試験時間の中で効率よく点数を積み上げるために、問題を解く順序や時間配分を意識した実戦的演習をすること。こういった「戦略」が重要だ。そこでこの記事では、医系専門予備校No.1の実績を持つメディカルラボ 本部教務統括の可児良友先生に、受験戦略の重要性を聞いた。 2022年1月に実施された大学入学共通テスト。数学Ⅱ・